どうということはない

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そんなササタクの様相を半ば無視し、仙太郎はレジの上方に位置してある、壁時計に目を移した。 ササタクの言葉通り、時刻はピッタリ午前5時を射していた。 一分も違わないことから、よっぽど仕事の終わりを待ち受けていたと見られる。 「来るんでしょ?うち?」 まだ微かに笑いを含む声で、ササタクは言った。 「あ、ああ。大丈夫なんだよな?」 「勿論!その為に多少の無理をしているんですからね」 「本当に嬉しいよ。ありがとう」
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