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「そいつは、俺様がありがたーい話をしている間、寝ていやがったぜ?」
「会長様!?」
そこには知弘が立っていた。
「…どゆこと?」
「いやっこれわぁ…」
―――………
たっちゃんのばかぁー!!
ナデナデ返せー!!!
「というわけで、改めて説明に来ました」
「わざわざどうも。紅茶をどうぞ」
おかまいなく
と言った冴峻先輩の笑顔が
怖いのは気のせいだろうか…
「クリスマスパーティーだが…正直面倒なのでな。体育館を全面開放してダンスパーティーにしようと思ってるんだが」
「料理も一緒に出そうと思ってます。それと、ベストペア賞」
「ベストペア賞?」
あ、それ俺も聞きたい。
「簡単に言うと、ダンスの中で一番だと思うペアに賞品を与えようというものです」
「賞品は!?」
目をキラキラさせて言う凛先輩。
「あるホテルのスウィートルームのチケットですよ」
食べ物じゃないんだぁ~
とがっくりとうなだれる凛先輩。
なんか可愛いぞ……
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