再会、そして……

4/28
953人が本棚に入れています
本棚に追加
/199ページ
藍「それじゃあ……もう一発……」 疾風「え? もう一発って――」 ま、またぶたれた……。 本来なら、ぶったね……二度もぶったね! って言うべき何だろうけど……流石に、ね。 藍「ふぅ……本当は殴りたいところだが、今回はこれで済ませてやる」 疾風「は、はい。ありがとうございます」 ……ん? お礼を言うところだったのかな、今の。 まあ、勘弁してもらったわけだしあながち間違ってはないよね。 藍「さて疾風、何か私に言いたいことがあったんじゃないか?」 言いたいこと……あ! 何か急展開過ぎて一瞬忘れてた! 記憶力……良くならないかな……。 疾風「はい、確かに有りますけど……その……」 藍「その、なんだ?」 何か藍さん楽しそう……。 橙も興味津々って感じだし……。 疾風「えっと……」 藍「……ああ、そういうことか。橙、私が良いと言うまで向こうに行ってなさい」 橙「えー……」 藍「良いから向こうに行ってなさい」 橙「はい……」 ギャラリーがいたら恥ずかしいからありがたいけど……。 まあ、いいか。 藍「よし、これで気兼ねはないだろう? さあ!」 どうしたんだろう藍さん……。 何だか藍さんがいつもと違う……壊れた?
/199ページ

最初のコメントを投稿しよう!