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疾風「あの……その……」
藍「…………」
橙(わくわくするなあ……式神は見た! みたいな……)
はっ!
そうだ! こういう時にぴったりな台詞があるじゃないか!
でもこの台詞では解決にならない気がする。
……いや! 男なら、漢なら言うべきだ!
疾風「お前が好きだっ!! お前が欲しいっ!!」
橙(……え?)
藍(これは……プロポーズ……と受け取っていい……のか?)
藍さん、固まってる。
やっぱり、唐突過ぎたかなあ……。
疾風「あの? 大丈夫ですか?」
藍「え……いや……ま、まだ早いんじゃないか……な? そ、そういうのは……も、もっとお互いの事を……ふ、深く知った上で……だな……あ、か、勘違いしないでくれ……そ、その……べ、別に嫌だって言ってるわけじゃなくてだな……」
会話が成り立たなくなってる。
こんなしどろもどろしてる藍さんは初めてだ! 顔赤いし。
レアだ! レアな表情だ!
いつもしっかりしてるイメージだから、凄く可愛い感じ!
藍「むしろ……私はオーケーなわけであって……」
疾風「つまり、付き合ってくださるんですね!」
藍「え……あ……も、勿論!」
橙(なんだか二人とも、初々しいなあ……見てて飽きない)
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