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疾風｢盗撮｣
文｢盗撮とは心外ですね。取材です、しゅーざーいー｣
疾風｢…………｣
仕事熱心なのは感心だけど、なんだか無性にイラッとしたよ、今。
文｢納得しましたね？ では――｣
藍｢はっ！ ま、待て！ 逃がさんぞ！｣
おお！ 捕獲した！
俺がやると絵的にやばかったから丁度良かった！
文｢何なんですか！ まだ何か用ですか？ 私は早く帰って新聞を書き上げたいのです！｣
逆ギレされてもなあ……仕事熱心過ぎるのも考えものだ。
全く、射命丸さんは新聞記者の鑑だな！
疾風｢取り敢えず、ネガを渡してください｣
文｢何故ですか？ 記事が書けないじゃないですか！｣
藍｢書かなくて良い！｣
文｢私に仕事をするなと言うのですか！｣
本当にもう、ここまで熱心な記者って見たことないよ！
その姿勢は尊敬する、しかし如何せんやってることがなあ……。
藍｢どうせ脚色するつもり何だろうが！｣
文｢しませんよ！｣
藍｢嘘を吐くな！｣
文｢嘘じゃないです！ 私が書き足さなくたって十分面白い記事ですからね！｣
うーん……やっぱりネガは没収するべきだな、これは。
射命丸さんにストッパーはいないのだろうか……。
橙(私、いつ出ればいいの？)
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