再会、そして……

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藍「余計に逃がすわけにはいかなくなったな」 文「はなしてください! 幻想郷全土が私の新聞を楽しみにしているんです!」 射命丸さんの新聞ってそんなに有名なのか……これは、ネガを奪わないと絶対にまずい! 疾風「射命丸さん、ネガを渡してください。そうすれば射命丸さんの身の安全は保証します」 文「私は記者です! 脅しなどには屈しません!」 なんて人だ……。 こりゃ敵わないな……でも、見逃すと幻想郷の人全員に広まっちゃうし……どうすれば……。 ……ん? なんだ? 気を……感じる! ?「文! やっとみつけたぞ!」 黒い羽……はっ! 射命丸さんの同業者か! 文「あ、茸! 助けて!」 ?「え? 何事?」 そりゃまあそうなるよね。 藍さんが射命丸さんを羽交い締めにして、俺がその正面に立っている。 なかなか面白い構図。 文「スクープを捉えたんだけど、私も不当な暴力に捕らえられたの!」 藍「不当な暴力だと? よくもまあそんなことを言えるな!」 ?「えっと……俺はどうすれば……?」 あ、目があっちゃった。 どうしよう……取り敢えず挨拶? 疾風「えっと、はじめまして。僕は早川疾風というものです」 ?「あ、これはどうも。俺は茸といいます」
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