再会、そして……

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疾風「えっと、茸さん? 僕に敬語は使わなくていいですよ」 茸「分かった」 さて、これからこの人に状況を説明しようと思うのだが……諸君、異論はあるかね? はい。茸氏は射命丸氏を捜していた、そのことから、茸氏は射命丸氏側と思われます。よって、こちらの味方になる可能性は薄いかと。 成る程……良い意見だ。他にあるかね。 はい。信じないで敵を増やすより、取り敢えず一度は信じてみるべきだと思います。 気に入った! ならば、取り敢えず説明してみようではないか。 そんな……非合理的だ……有り得ない! 疾風「……脳内会議の結果、取り敢えず茸さんに今の状況に至った経緯を簡潔に説明することにしました」 茸(脳内会議……?) どうしたんだろう。 なんだか不思議そうな表情を浮かべてらっしゃる。 俺、変な事言った? 疾風「どうかしました?」 茸「え? いや、別に何でもないよ。それじゃあ、説明をよろしく」 疾風「承って候。えー、射命丸さんが我々のプライベートを盗撮、その上その写真をばらまこうとしたため、仕方なく捕縛致しました」 あ、なんか色々省き過ぎた気がしないでもない……。 文「盗撮ではなく取材です!」 茸「成る程……」
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