再会、そして……

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茸(へえ……そういう関係か、この二人) 文「いきなり尻に敷かれてますね」 藍「す、すまない疾風! お前が余計な事を口走りそうだったからつい!」 つい……つい、ね。 つい、で殺されかけた俺って一体……。 疾風「…………」 藍「本当に……すまなかった……」 疾風「…………」 藍「うぅ……怒っているのか……?」 やべえ! 声が出ない! 藍さんの仕草可愛い! 疾風「…………」 藍「……。……」 疾風「…………」 藍「なあ、何か話してくれないか……? いつも話し続けている疾風が全く話さないと……その……不安というか……その……な……?」 文(替えのフィルム入れたし、キスでもしてくれれば良いのにな……) まずい! このまま声が出なかったら、殺されかけた程度で怒るような器の小さい男だと思われてしまう……。 ……あれ? 茸「疾風、ひょっとして声が出ないのか?」 それだ! って感じで、ビシッ! っと茸さんを指差して頷く俺。 いやはや、鋭い。 藍「そうだったのか……」 文「茸、なんで分かったの?」 茸「俺がいるからかな。疾風は首にチョップを食らって、偶然声がでなくなった。そう考えたら納得出来る」
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