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文「あれ? じゃあ……」
茸「その逆もまた然り。偶然、疾風の声がでるようになるかもね」
ははは、こやつめ。
いくらなんでも、そこまで偶然は重ならないでしょう。
文「成る程ね」
茸「疾風、試してみたらどうかな? なんでもいいから喋ってみてみればいいよ」
試してみたらって、試してみて本当に声が出たらびっくりだよ!
疾風「RGS! ……あ」
驚き……ました……。
これ……偶然……なのか?
茸「ね?」
疾風「……茸さんの能力ですか?」
茸「さあ?」
怪しい……。
実に怪しい……。
疾風「質問を変えます。茸さんの能力はなんですか?」
茸「“偶然を起こす程度の能力”さ。疾風はどんな能力なんだい?」
成る程……それで、偶然偶然言っていたのか……。
偶然を起こす程度の能力か……凄いな……。
疾風「“速度を操る程度の能力”です」
茸「へえ……って、それ結構凄くない?」
疾風「そうなんですか? 僕は気に入ってますけどね、この能力」
俺はほとんど加速にしか使ってないけどね。
まあ、加減両方出来ないと困るけど。
茸「速度を操るか……なら、豪速球投げ放題だね!」
疾風「朝飯前です! 誰にも打てないような球を投げれます!」
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