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疾風「……はっ! 六武衆は!?」
橙「あ、起きた」
藍「これまた派手に寝惚けているな……」
あれ?
藍さんと橙?
おかしいな……俺は六武衆と会津七本槍と共に、ソロモン七十二柱の悪魔達と戦っていた筈なのに……なぜかヴァルハラで。
疾風「解せぬ……」
藍「それはお前の頭の中だ。ほら、早く目を覚ませ」
疾風「藍さん、なんか怒ってます?」
反応が、こころなしかいつもよりも冷たい気がする。
藍「別に怒ってなどいない」
橙「藍様はね、疾風がなかなか起きないから凄く心配してたんだよ。まさか盥が直撃して気絶するとは思ってなかったみたいだし」
藍「あ、こらっ! 橙! 余計な事を言うな!」
あ、そうだった。
俺、茸さんを勧誘してて、テンション上がりすぎたから藍さんに粛正されたんだった。
思い出した思い出した。
うーん……なんで盥が……偶然って怖い。
橙「素直じゃないなあ、藍様。意地なんて張らずに、心配してたなら心配してたって言えば良いじゃないですか」
藍「別に意地など張ってはいない!」
橙って、こんな娘だったっけ?
それとも、このシチュエーションだからこういうキャラに変更したのか?
だとしたら凄いな……。
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