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でも、なんだか藍さんが困ってるみたいだし、話題を変えるべきだよね。
疾風「ところで、射命丸さんとアクシデ……じゃなかった、茸さんはどうしました?」
藍「ん? あ、ああ。あの二人なら、お前が気絶している間に帰ったよ」
疾風「あれ……? 帰して良かったんですか?」
藍「ああ、お前がネガを取り上げたしな」
確かに、ネガを渡してもらった以上長居してもらう必要はなかったんだろうけど……。
俺は、アクシデンタル・マッシュルームと正義と速さについて語り合いたかった。
疾風「うーん……」
藍「どうした? まだあの二人に用でもあったのか?」
疾風「いえ、別に」
まあ、またの機会でいいか。
速さを追求することと焦ることは違うからな。
藍「ならいいが」
橙(何かもどかしいなあ……)
疾風「あ、ところで紫は?」
こういうときは一番に現れそうなタイプなのにな……。
逆に、予め俺が生きているって知っていて、だから別に焦って会いにくる必要もないって思ってる可能性もあるか?
藍「紫様は今寝ておられる」
そういえば、紫って昼夜逆転してる人だったな……。
それじゃあ、今までは無理して起きててくれたのかな?
疾風「そうですか。特に変わりはないみたいで安心です」
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