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今日は星がよく見えるから
バルコニーに出て
ぼんやり空を眺めてた
「ミッキィここにいたの?」
扉に視線を移すと
ユチョンが立っていた
今日は星がすごくキレイだから
と空に視線を戻す
「寒いよ?風邪引いちゃうじゃん」
確かに寒いけど…と呟くと
ギュゥ
「これなら寒くない?」
後ろから包み込むように
抱き締められ
耳元で囁かれる…
うん…と短く返事し俯く
きっと今顔は真っ赤な気がする
「今日は大事な話があるんだよね」
何?と振り向くと
目の前にユチョンの顔があった
唇には柔らかい感触が
急にキスされた事に驚く
ユチョンは 微笑みながら
優しく頭を撫でてくれる…
「ミッキィが好きなんだ
ずっと傍にいたいんだけど?」
え?
今おこってる状況を
理解できず 間抜けな声がでる
その時
「抜け駆けはよくないんじゃないですかユチョン?」
声に慌ててユチョンから離れる
吐く息は白いのに
寒さはとっくに吹っ飛んでいた
チャンミンが不機嫌そうに
立っていた
「ミッキィ?ユチョンに何言われたか知りませんが、僕の傍にいたほうがいいと思いますよ?」
そう言って
私の手をとり引き寄せた
「僕には貴女が必要です
ずっと傍にいてください」
愛してます…と呟き
額にキスされた
「ミッキィはどっちがいい?」
「選んで下さい」
2人からの突然の告白に
完全に思考は停止
ふと空を見上げると
星は 知らん顔で
私達3人を優しく照らしていた
fin
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