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モニターが消えた瞬間まず動いたのはシグナムだった
「はあああああっ!!」
突っ込んできた速度を殺さないようにその力を愛剣に全て乗せた一撃
それは疾風よりも速く、岩より重い一撃、その動き一つ一つが磨かれた斬撃は無駄の無い達人の一振り、普通の者ならこの一撃で終わっただろう
だが……それは普通の者ならの話であって…今の相手は“神に選ばれし者”……そこから導き出される答えは……
ガキィンッ!
シグナムの一撃を湊は簡単に受け止めた
「ほぉ……私の剣を簡単に止めるか」
「……結構キツイけど…ねぇ!!」
「くっ!?」
受け止めていたシグナムの剣を自分の能力を使い無理矢理切り飛ばす
シグナムはいきなり重くなった湊の一撃に抵抗出来ずにビルに突っ込み、コンクリートの粉塵を巻き上げる
それを観ていたなのは達は
「凄い…私でも受け止めるのがキツイ一撃を簡単に……」
「うん、シグナムさんの初手は容赦なんて一切しない一撃だもんね」
「二人共、多分まだ終わりやない……」
「え?…それってどうゆう事なのはやて?」
フェイトがはやてに質問した刹那、ビルが砕ける音が響いた
「……なるほど、湊君の能力だね」
「多分そうやな……重力をちょっといじったんやと思う」
「うぅ…シグナム大丈夫かな?」
「心配性だなぁ~フェイトは…大丈夫でしょ…フェイトの仲間なんだから」
「でも心配はするもんだよアリシア」
「まぁ~たフェイトちゃんの過保護が発動してるなぁ~♪」
「なのは……だって…その…」
笑顔でなのはがフェイトを弄り出すとそれにはやてとアリシアが加わり少し経ってからヴィータに助けられたフェイトの顔は真っ赤だったとか
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