第三話~烈火の将VS神に選ばれし者~

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「―――ッ!?」 周囲を警戒していたシグナムの前からディソードの切っ先が頭目掛けて突っ込んできた 慌てて後ろに下がったシグナムが見たものは何もない空間を突き破っている湊のデバイスだった 「驚いたな先程の斬撃と言い…何もない空間からの突きと言い、やはりお前のレアスキルか?」 シグナムが空間を広げて出てきた湊に笑いながら言う 「あぁ俺の能力を応用してやっている……他にもこんな事も出来るぞ!!」 「なっ!?」 湊が叫んだ瞬間、シグナムは左側から異様な気配を感じ自分の剣で防ぐ、そして見たのは…… 宙に浮いた湊の[剣と右腕]だった シグナムが湊の方を見ると肘から先がなくなっている 「……面白い……コレのからくりは?」 「ちょっと空間をねじ曲げただけ…さ!!」 「くっ!?」 シグナムが受け止めていたディソードの重力を操作して弾き飛ばすと、腕を元に戻しシグナムに突っ込んで行く 「だぁあああああ!!」 「なめるな!」 ガシャン《シュランゲフォルム!》 シグナムの剣、レァンティンがカートリッジを一つロードすると連結刃になる それを器用に操り刀身に魔力をまとわせ目の前に渦状に展開して湊の突きを止め、弾き飛ばす 「これで終わりだ!!飛竜…一閃!!」 また体勢を崩した湊に向かって止めの一撃を放つ
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