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「ねぇ‥何してるの?」
突然かけられた声。
なのに動じる事もなく‥
「月を‥見てるんです。」
アタシはやってる事をそのまま答えた。
「ねぇ‥何で?」
それはとても心地良い声で
「理由なんてありません。」
普段なら無視する筈なのに
アタシは淡々と返事を返している。
「そっか。」
「はい。」
よく分からない会話をこの後も繰り返し‥
「ねぇ‥傍に居てくれない?」
アタシは拾われたの。
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