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  「どうして私はココにいるのかな?」 そんな問い掛けを読者にしても、答えが返ってくる訳ではないが。 自問自答したところで大差ない。 自分でも分からないのだ。 頭は霞み掛かった様にボンヤリしている。 ここに来るまでの記憶がない…。 「僕が連れて来たんだよ。」 意外な所から答えが返ってきた。 しかも聞き慣れない男性の声。 その声に反応するように、自分の状況を少しずつ把握していく。 知らない広い部屋のベッドに、下着姿の自分。 目の前には風呂上がり姿の見知らぬ男性。 ……………。 「ひゃあぁぁぁぁ~~~~!!」 自分の頭の回転の遅さに、今更ながら悲鳴をあげてみる。 というかあげざるを得ない。 「な、なななな、なんでこんな事に? っていうかここは何処で貴方は誰で何故こんな事にぃ!? 私は一体どうしちゃったんですかぁぁぁ~!??」 ひとしきりテンパっている私を余所に、爽やかな笑顔で佇んでいる男性。 良く見るとイケメンだったり…? ィャィャ! そんなじっくり見てる場合ぢゃなくて… と、とにかく私に服を下さい。。。image=308053764.jpg
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