35人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうして私はココにいるのかな?」
そんな問い掛けを読者にしても、答えが返ってくる訳ではないが。
自問自答したところで大差ない。
自分でも分からないのだ。
頭は霞み掛かった様にボンヤリしている。
ここに来るまでの記憶がない…。
「僕が連れて来たんだよ。」
意外な所から答えが返ってきた。
しかも聞き慣れない男性の声。
その声に反応するように、自分の状況を少しずつ把握していく。
知らない広い部屋のベッドに、下着姿の自分。
目の前には風呂上がり姿の見知らぬ男性。
……………。
「ひゃあぁぁぁぁ~~~~!!」
自分の頭の回転の遅さに、今更ながら悲鳴をあげてみる。
というかあげざるを得ない。
「な、なななな、なんでこんな事に?
っていうかここは何処で貴方は誰で何故こんな事にぃ!?
私は一体どうしちゃったんですかぁぁぁ~!??」
ひとしきりテンパっている私を余所に、爽やかな笑顔で佇んでいる男性。
良く見るとイケメンだったり…?
ィャィャ!
そんなじっくり見てる場合ぢゃなくて…
と、とにかく私に服を下さい。。。
最初のコメントを投稿しよう!