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「取り敢えず落ち着いて、深呼吸してみようか。」 一人騒いでる私に、冷静な声で対応する男性。 言う通り真面目に深呼吸してみる。 因みに…男性はバスタオル1枚の姿からバスローブへと着替え、私も手渡されたバスローブを羽織り、更に布団へと包まっている。 数回、深呼吸する私を見て、男性が口を開く。 「覚えて無いみたいだから一から説明しようか?」 その言葉にコクコクと頷く私。 「紗莉佳(サリカ)ちゃんだったよね?僕をココに誘ったのは他でもない君だよ。」 衝撃の事実に頭の回転数は悪くなるばかり。 「…はぃ??」 ナンテイイマシタカ…? 「酔ってたとはいえ、あんな大胆な事言うんだもん。流石の僕も驚いちゃったよ。」 私のポンコツな思考回路なんてお構い無しで、妖艶な笑みで勿体つける様に言葉を続ける。 「私の初めてを貴方に捧げます!だなんてさ。」 .
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