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「楓花…それは相談じゃなくて報告だな」
「えっ!?」
一哉はクスッと笑うと立ち上がった。
「俺が駄目だと言ったらコレはどうなってたんだ?」
一哉がクローゼットを開けるとドサッと大きな袋がいくつか転がり落ちた。
「何で?いつから気付いてたの?」
「お前が考えそうなことだからな」
「……駄目なの?笑花も楽しみにしてるのに…」
「一年に一回だからな。終わったら元に戻すんだぞ。家がギラギラしてると落ち着かん」
「一哉ありがとう!やったぁ!笑花っ!明日クリスマスツリーだしてお家飾ろうねぇ」
(お前が一番楽しそうだな…)
「さぁ笑花、お風呂に入ろう。頭がキラキラ光ってるぞ」
「あっ……」
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