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「どうしようかなぁ…」
楓花は笑花を幼稚園へ預けた後、一人でオモチャ屋に来ていた。
あれから笑花に何度聞いても答えてくれず仕方がないので勝手に選ぶことにしたのだが中々決まらない。
「あの頑固さは誰に似たのかしら?」
決して自分ではないと思いたい。
「あなたはちゃんと欲しい物を言ってね」
楓花は今にも産まれそうなお腹をさすりながら呟いた。
結局、店員に人気の商品を聞きお人形のセットを買うことにした。
(絶対違う気がする…)
そうは思っても見当がつかないのだから仕方がない。
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