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梓「えっ?何て?」
聞こえていなかったのでさらに顔を覗き込んだ
同時に麗は右目を両手で覆い
麗「…見ないで…見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないで見ないでー…」
譫言を歌を歌うように呟く麗。
目にはうっすら涙が浮かんでいた
梓は躊躇した
梓「…麗!!」
《私…いけない事しちゃった…》
大声に反応して麗の体がビクッと動くと同時に呟くのが止まった
梓「…ぇーと…見られるのイヤなら眼帯貸そうか?うちん家いっぱいあるし…」
その言葉に麗はただ頷くだけだった
梓は眼帯を取りに部屋をでる
麗は1人になった部屋で静かに
麗「…ごめんなさい…」
一言呟いた
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