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    「ん~‥やっぱりツナマヨかな」     おっ!ラッキー!   最後の一個じゃん!     ツナマヨおにぎりに手を伸ばすと     「「 え‥ 」」     横から伸びてきた誰かの手と手が重なると同時に手だけではなく声も重なった。     「あ‥お前今朝の‥」     そう言われ、ふと相手の顔を見ると‥     「あ~っ!」     「チッ‥うるせえよ」     ‥朝の不良さんでした     「‥お前、これ食いてえの?」     「えあ?」     「‥ん」     不良さんはそう言うと俺の顔の前にズイッとツナマヨおにぎりを差し出してきた     「あ‥でも、あなたもこれ食べたかったんじゃ‥」     「別に‥」     不良さんは小さく呟くといくらおにぎりを手に取った     「あれ?裕翔くんまだ買ってないのぉ?‥それ誰?」     俺がいくらおにぎりを手に取る不良さんを見つめていたら肉まん片手にやってきた知念さん     てか不良さんに対して「それ」ってまずいだろおぉおお!     「いや、あの‥ツナマヨおにぎりを譲ってくれて‥」    
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