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ブゥゥゥゥゥゥンンンンン
聞き慣れたエンジン音が、遠くの方から近付いてくる。
ガチャ
バタン
ザッ
直立不動の状態で教官が車から降りてくるのを待っていると、こちらに向かって教官が歩いてきた。
「・・・・・・」
ギュンター達の顔を流すように見た後、教官は視線を砲撃の訓練に使った的に合わせ―。
「戦車で砲撃するのは初めてだと言っていたから、当てられるか心配していたのだが・・・」
「これなら、短時間で鍛え上げられそうだ」
反対側の山に設置された的を見ながら、そう教官はギュンター達に言った。
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