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『いや。やめて・・・ごめんなさい。・・・・・許して』
暗い家に彼女の声が響く。
だけど。その声も聞くのは父親しかいない。
男は彼女-桃の声を聞いて笑っている。
その時!
玄関が勢いよく開き沢山の警官が父そして桃を取り囲む。
父親はまだ可笑しく笑っている。
父は1年前から覚醒剤を吸っていた。
そのせいで、母親は桃と父親を残して自殺した。
父親はそのストレスから桃に虐待を繰り返した。
そして、それを知った近所の人が警察に通報してくれたのだ。
父親は逮捕され、桃は、遠い喜多川という男の養子となった。
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