新しい暮らしと父親

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桃には新しい父親がどんな人なのか楽しみと不安があった。 新しい父親は喜多川というらしい。 11:40に東京駅で待ち合わせだ。 桃は10分も早く着いた。 今まで静岡で育った桃にとって東京は怖いという感情しか無い。 桃は恐怖のあまりその場にしゃがみこんでしまった。 その姿を見る人々の視線がさらに桃の恐怖をつのらせた。 その時。 1人の男が桃に声をかけた。 『君が、原田桃ちゃんだね。私が新しい父親の喜多川憐です。』 桃はそっと顔を上げた。 その顔は、目は少し涙ぐんでいるが、笑顔はひまわりの様だった。 『あなたが、私のお義父さん。・・・・・よろしくお願いします💦』
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