可愛い恋人

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「あらあらいらっしゃい! 別に構わないわよ。 ごはんはカレー作ってあるから、それ食べなさい。 朝は滉がちゃんと作ること! じゃあ行ってきまーす」 バタバタと出て行く母親を見ながら、唯瑠が心配そうに見上げてきた。 「いいの?泊まって」 「逆にうれしいかな? 一人で晩飯はさみしいしね」 サラッと言いながらも、内心でガッツポーズを決めた。 俺だって男だ。 家に二人きりなんてこんなチャンスめったに無い。 しかも明日は日曜日だ。 にやけそうになるのをこらえて、唯瑠を部屋へと案内した。
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