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「これはまずい。上村君、撤収だ!」
「仰せのままに」
何とか逃げ出せました。ここまでくればもう大丈夫です。
盆栽を語っていたため気付きませんでしたが、外はもう暗くなっていました。
「すまん上村君。もう帰らなくてはならない時間のようだ。娘と妻が待ってるんだ。そろそろ失礼するよ。君はどうする?」
「左様ですか。私は家内にプレゼントを渡すため少し店を回って見ます。今日は付き合っていただきどうもありがとうございました。」
こちらこそ、と言って速やかに去っていった。
さて、もう時間も遅い事ですし、手早く用を済ませますか。
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