エピローグ

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私の様に、様々な愛や悲しみを映し出している窓は無数なくらいあることでしょう。 病室には、体や心を傷めた人達が参ります。 そして絶望や悲しみの中で、幸せや愛情に触れ、しみじみとそれを感じて逝かれるのです。 私は、慰めることも、励ますことも、痛みを消し去ることも出来ません。 ただ、誰もが生きている内に、この部屋に来る前に、本当の幸せや愛情に気づいてもえたらと願うのです。 かけがえのない愛情を、大切にして欲しいと、伝えたいのです。 私は窓です。 来年の夏には、ここも改装される様です。 それまで沢山の想いと共に、天国で、『ゆりな』に会えることを、夢見てすごそうと思います。 窓の中のLove story ~完~
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