─Prologue─

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  「終わりじゃ…」 この世の終わりじゃ… と、顔を覆い、国王は地面に突っ伏した。 慌てて声をかける側近の兵にも構わず、 国王… ラダトーム国王 ラルス16世は、 只々肩を震わせている。 たがそれは王だけではなく、 既に誰もが勇者の安否より己の幾末を案じていた。 その時である。  
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