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翌日、学校の授業も終わり帰ろうとした。
「光ー!」
同級生の数人の女子に呼び止められた。
「何?」
「光も一緒にカラオケ行こうよ!」
「あー…ごめん。今日は用事あるから早めに帰りたいんだよね。また今度誘って。」
「そっかあ。それじゃしょうがないよね。せっかく池上くんも来るんだったけど。」
「池上くん?」
「一緒のクラスじゃん。超カッコいい人だよ!」
池上くんか、…よくわかんないなあ。
「まあ光は来れないから意味ないか。それに興味なさそうだし。」
「うん、ごめんね。じゃあまた明日ね。」
「うん。またねー。」
光は女子たちに手をふり、校舎を出た。
自宅に着くと一息つき、それから初仕事のために向けて気合いをいれた。
真新しい制服に袖をとおし、白いリボンで髪をポニーテールにした。
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