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「……拳銃の幽霊だと?そんなものはありえないのだ……!」
「ありえない……?何故じゃ?」
自分の意見があっさり否定され、不思議そうな顔をするヴァンに、ジェイドは深い溜め息をついた。
「そのことを説明するには、まず『輪廻転生』についての説明をせねばならぬだろう。」
そう言いながらジェイドはヴァンに腰掛けるように促す。
ヴァンはそれに応じ、棺桶の縁に腰掛けた。
「……オホンッ!まずこの世には大きく分けて2つの世界が存在する。」
わざとらしい咳払いなどして、ジェイドは説明を開始した。
「お前が生前いた世界『地界』と今我々がいる世界『天界』の2つだ。お前は『地界』にてその命を終えたため、ここ『天界』へと送られた。ここまでは解るな?」
ヴァンは小さく頷く。
それを確認するとジェイドは説明を再開した。
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