~謁見~

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「地球も含めた全宇宙の星々の魂は、全てこの『天界』へと送られるのだ!」 どがしゃああぁん! ジェイドが言い放った瞬間、背後に落雷が落ちた。(ぽかった) 「なっ……!つ……つまり奴らは……!」 「宇宙人……だな。君たちらしく言うと。」 ジェイドの言葉に、ヴァンは明らかな動揺の色を浮かべる。 「宇宙人……じゃと……!」 地面に膝をつくヴァン。 ジェイドはその肩に手をかけた。 「何をそんなにショックを受けているのだ?宇宙人が存在したことに対してか?」 ヴァンはその声に応じてジェイドに向き直る。 そして震える声で叫んだ。 「宇宙人てのは白くて足がいっぱいあるタコみたいなもんのはずじゃろうが!」 「それは偏見だ!」 すぱぁぁぁん! どこから取り出したのか、巨大なハリセンでヴァンの頭を張り倒すジェイド。 ハリセンの乾いた音が広大な広間に鳴り響いた。
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