二章

11/11
前へ
/17ページ
次へ
兵士は二人からかなり離れた場所に瞬間移動でもしたかの速さで移動していた。 兵士「私を楽しませてくれた貴様達には感謝しよう!! そして栄えある錬国の天下統一への礎となる事にな!!!」 そう言って兵士は残った部下を連れると深い森に消えていった。 朔「ここまできて逃がすかよ!!!!」 朔は剣を投げつけた。 投げつけられた剣は真っ直ぐに兵士に向かったがやがて減速し、地に落ちた。 兵士「我が名は玉嵐!! 今のお主達にはさっさと村に戻り1人でも助ける方が得と思うがな!!!」 玉嵐は不気味な笑みを浮かべ完全に消えた。 朔「一体…………何だったんだ………」 閃「……………!!! 朔、村に戻るぞ………」 閃は朔にそう言うと、斉梁村に向かって走り出した。 朔「どうしたんだよ閃!?」 閃は何も言わずに斉梁村の方角の空を指差した。 そこには大量の黒煙がもうもうと舞い上がっていた............
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加