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朔「親父!帰ってきたぜ!!」
朔の元気な声を聞いた道玄は立ち上がると男に頭を下げ、朔に近寄った。
道玄「朔よ。お主はこれよりあの方のお手伝いをするのだ。」
朔「???………誰なんだあの人??」
すると見知らぬ男は朔の方に身体を曲げ、挨拶した。
???「君があの朔君かい?
私は国主近衛隊長の刑来と言う者です。
今回は国主の命によってこの村に来ましたので以後お見知りおきを………」
刑来はそうニヤリッと顔を歪ませて挨拶を済ませると道場を出た。
いきなり身分の高い人物がこんな辺境に居る意味が分からない朔は混乱した。
朔「お~や~じ~い~……………
いきなり呼び出すのはいいけど全く話しの内容が分かってないぞ俺は…」
朔の問いには道玄ではなく閃が何故か答えた。
閃「………国境沿いに不審な軍勢が何回か現れたの聞いた国主がわざわざ近衛隊を派遣したんだ。
その為の駐屯地にここが選ばれた訳さ。…」
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