舞台と登場人物
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流音は、子供は愚か、大人でさえ入るのを恐れている場所である以上、下手に近付くのは得策では無い、と思ったのだ。 それに比べて、晋也は随分と軽々しい。 「大丈夫大丈夫。何か有ったら逃げりゃ良いだろ?」 そう言うと、晋也は流音の腕を掴んで走り出す。 流音もそれに引っ張られて、転びそうに成ったが (まぁ如何にか成るか……) と覚悟を決め、走り出した。
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