森の中へ……

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森に続く一本道を恐る恐る歩いて行き、中に入ると、辺りは夜と同じ位の暗闇に包まれていた。 至る所に大きな古びた木が沢山在り、中には腐って折れた木も在った。 足場は、落ち葉が集まって出来た絨毯の様であり、妙に柔らかく、気味が悪い。 「此処があの森か……?真っ暗じゃないか」流音は、辺りを見回して言った。 流音も晋也も、森の不気味さに震えていた。悪い噂とは、何なのだろうか。 この森には一体何があるのだろうか。 そう言った思いが、頭の中を回る中、二人は膝をついた。 「何だ……!?急に力が抜けて……」 晋也が言い終わる前に、全身の力が抜け、二人はその場に倒れた……。
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