40人が本棚に入れています
本棚に追加
彼の名前は宇木亮介。
フリーターでその日暮らしの生活を気ままに送っている22歳の男である。
その日もバイトがありいつものように仕事をこなしていた。
「はぁ…疲れた。さっさ帰るか。することも無いしな…」
仕事を終えた宇木は自宅への道を歩く。
バイト場は近い。歩いて5分もあれば着いてしまう距離だ。
まだ午後6時ほどなのだが12月半ばのこの季節だと辺りはすでに闇に包まれていた。
たまに通る車のヘッドライトや街灯が闇を仄かに照らし出す。
人通りの少ない道を宇木は歩いていた。
最初のコメントを投稿しよう!