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「という訳で私は貴様を喰う。文句は無いな」
いや~まさに急展開である。人生の急展開の始まりが夜中に喉が渇いたから自宅近くの自動販売機に飲み物を買いに行ってから始まるなんて・・・ああ、あの時にケチらずにちょっと高い130円のジュースにしとけば良かったなぁ。
「おい、聞いてるのか? おい! お前を喰うって言ってるんだぞ!」
あー…やかましいな。
「食べるんなら、早くしてもらえます?僕も一応忙しいんで!」
「…それはそうだな。でも私は人が恐がってる顔が大好きなんだ、だから貴様には存分に恐がってもらう」
「そりゃ、良い趣味をお持ちで」
暗闇の性で未だに顔すら見ていない相手は何が可笑しいのか、クックックと寒気がする気色悪く笑い方で笑った。
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