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「お嬢ちゃん、何か探し物?」
「・・・・・・・・・」
あっ・・・無視、そうか知らない人とは話しちゃ駄目ってお母さんに言われたんだな、約束を守って誠に偉い事で。
仕方ないので、暫く吸血鬼ちゃんを観察していると気が付いた点が二つ、吸血鬼ちゃんが着ている服のサイズが体に合っていない、大人サイズを小学生三年生ぐらいの子が着たみたいにダボダボだ。
もう一つは体が完璧過ぎるのだ、変な意味じゃなく・・・完璧に構築されたかの様な理想的な体をしているのだ。本当に同じ人間なのか、疑いたくなるぐらいに完璧な体をしている・・・。
「無い・・・確かに此処に閉まったのに」
吸血鬼ちゃんは立ち上がると台所の方へと向かい始めた、暫くして戻って来た吸血鬼ちゃんの右手には包丁が有った。
バラバラにしてから頂きますってか?
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