戻れぬ思い

6/16
前へ
/363ページ
次へ
「おはよ…」 思わず顔がほころぶ… 顔を見ただけでこんなに嬉しいなんて… 俺は…重症や… 光輝はいつもの事ながら、朝は俺にも増してテンションが低い… ファァァ~ 大きなあくびをしながら光輝は言った 「眠いわ…こんな早い時間から打ち合わせとかありえへんし…」 眠い目をこすりながら呟く 「お前テンション低いなぁ~いつにも増して…」 「そやかて…あぁ…なんやあっちこっち痛いわぁ」 何かを言いかけて冗談っぽく笑顔を見せる 「ほんま…おっさん発言やなぁ」 そう言って俺も笑顔を作った… ほんまはめっちゃ心配やねん…お前はいつも徹底的に全てをこなそうとするから… いつか身体壊してしまうんやないかって… どんな笑顔で隠しても、顔を見れば分るんやで… ほんま…疲れてるんやろなって事ぐらい…
/363ページ

最初のコメントを投稿しよう!

201人が本棚に入れています
本棚に追加