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「時間指定したのは先輩だったのにどうして遅刻するんですか…」 「予想以上に道が渋滞してて遅れちゃった、ごめんな。」 僕が非難の目を向けながらやんわりと文句を言えば、彼女は悪びれる様子もなくそう言葉を並べる。 ここから彼女の家は近いんだしそもそも歩いて来た彼女にとって渋滞なんて関係ない筈で… 「寒かったろ?途中で肉まん買って来たんだ、歩きながら食べよう。」 見当違いな言い訳の後ごまかしついでにせめてもの謝罪のつもりなのか肉まんを見せ付けてくる。 呆れながらも食べますけど… 良くも悪くも相変わらずな彼女だ。
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