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「…ひどい。」
「てんばふだ。」
彼女は口をもごもごしながら恐らく『天罰だ』と僕に告げる。
「とりあえず天ではないですよ。それより口に物を入れながら話さないで下さい、マナー違反です。」
僕が正論を並べると彼女は僕にピースを見せる、分かったという意味なのだろうがもっと良いジェスチャーもあるだろうに…
というか半分近く残ってた肉まんを食べられた。
もしかしたら彼女はなんだかんだ言って、最初から一個半食べるつもりで肉まんを買って来たんじゃないだろうか?
そんな推論をたてながら彼女の後ろを静かに付いて歩いた。
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