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「この場所好きなんだよね、愛しちゃってる。この場所と心中しちゃいたいくらいに…」 彼女が何か妄言じみた事を話してる。 僕は相槌を打ちながら言い過ぎじゃないだろうかと考えている。 「全然言い過ぎじゃねーし、本当だもん。ばーか。」 「何で僕の考えてた事が分かるんですか。勝手に人の心読まないで下さい…」 「んじゃ顔に出すんじゃねーよ、おまえ絶対それは嘘だろって顔してたもん。」 彼女は拗ねたように顔を背ける。 そんなにわかりやすく顔に出てしまっていたのだろうか、 僕は自分がどんな顔をしていたのか気になりどこか恥ずかしい気持ちが芽生えた。 よっぽど胡散臭いとでも言いたそうな表情をしてたんだろうな…と。
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