136人が本棚に入れています
本棚に追加
所定の場所に鉄筋をおくと、振り返った。
「今てめぇが言ったんだろ。遅れてるって。夜間作業だよ……。つうか、夜間にしか作業できないとこなんだ。だから、誘うなら、親父たちだけを……」
いつもの飲みの話だと、軽くあしらったら、すごい顔をされた。
「うわぁ……美衣ちゃん酷い。まぁいいけどさ……俺も仕事だと思うし。ねぇ夜間作業って休憩あるのかな?」
「さぁ。その時々?つうか邪魔だし、ヘルメットかぶんねぇんだったら、さっさと帰ってよ」
シッシと手をふると、はいはいと言わんばかりに、今由は本来の打ち合わせに戻っていった。
最初のコメントを投稿しよう!