-プロローグ-

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「クスックスッ、春子さんってすごい旦那思いなんですね!」 「それでねうちの旦那ったら…」 早苗がせっかくだからと春子を部屋に招いてから2時間。部屋はクーラーが効いているというのに2人の周りだけは熱気に包まれていた 悠真と明美は別の部屋で積み木やブロックで遊んでいる。 「ねぇねぇ悠くん、もう飽きちゃったからあやとりちようよ!」 「えぇー僕は積み木で遊びたい!」 すると明美は力いっぱい悠真の耳を引っ張った。 「痛っ!痛いよ明美ちゃ~ん。」 「じゃああやとりちゅる?」 「嫌だよ~積み木がい~い。」 明美は先ほどより強く耳を引っ張った。 「あ・や・と・りちゅるよ!!」 「痛いよ~うわ~ん!!」 僕は君が好き。 守りたい、力になりたい。 でも…僕は何もしてあげれない。 僕はキミに何ができますか? これは僕と君の奇跡の物語。
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