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☆中
アイク「…ッ…マルス!!返事をしろ!!」
シュルッ
アイク「Σくそっ邪魔だな…」斬
――ク…アイク…
アイク「Σ!!マルス!?」
――たす…けて…
アイク「待ってろ!!今行く!!」ダッ
声のする方へ無我夢中で走る。
しばらくすると、少し開けた空間に出た。
アイク「……ッ…!!」
そこには、触手に雁字搦めにされているマルスの姿があった。
アイク「マルス!!しっかりしろ!!」
マルス「ッ……あ…いく…?」
アイク「マルス…!ッ…外れない…」
マルス「来て…くれたんだ…」
アイク「当たり前だ!」
マルスに纏わり付いている触手を全て斬ると、糸の切れたマリオネットのように、俺に倒れ込んできた。
アイク「マルス…」
マルス「…あ…いく…」
ぐったりとしている。早くここから出なければ…
……。
アイク「……どうやって出ればいいんだ?」
マルス「え…。きた道…戻るとか……」
アイク「…すまないマルス」
マルス「…?」
アイク「いわゆる、ミイラとりがミイラになったようだ」
マルス「…え…」
アイク「……努力はする」
マルス「こうやって…来てくれただけでも…嬉しいよ…」
アイク「マルス…」
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