~唄~

3/20
前へ
/20ページ
次へ
「挑戦者-僕だけの地図-」 思い描く曖昧な理想の世界を もしも手に入れる事が出来たなら この虚しさは消え去るのかい? そんなのわかんねぇだろ… 思い描く曖昧な理想の貴方と もしも出逢えたとしたならば この哀しみは癒えるのかい? そんなのわかんねぇだろ… 風に散った花びらは束の間の空を舞い 大地に帰る瞬間に何を思うんだろうなぁ 錆び付いた感情を他人の視線で見た時に 荒れ果てた残骸は何を語るんだろうなぁ 傷ついた心傷つけた心 どっちも痛いや 癒えない傷を背負ってひたすら前に進む 進むべき理由などわからない ただ振り返ると走れなくなる そんな思いで一心不乱に 蹴り出す両足はがむしゃらに 灰色の明日に黒い足跡を刻むのです 涙の乾いた痕 色の変わった模様は この世界でたった一枚の 僕だけの地図になるのです 敗北の終焉に価値を見出せば 僕は常に限界に挑む挑戦者 自らの軌跡に後悔のないように 幸せのあてなどないけれど 太陽の光の指す方へ駆け抜けるだけ… 灰色の明日の裂け目を切り裂くよう…
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加