第1話

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とりあえず 扉を閉めた私は、そこに留まってどうしようか考えた。 「…ったく、面倒くさい事になったなぁ。明日の朝も私の当番だから 血とか付いてたら、私が拭かなきゃいけないじゃん。」 図書室でケンカをしている男達を考えたらイライラしてきたけど、ここで関わったら 絶対 大変!と考えた私は、本の整理は明日の朝 早く来てやることにした。 「まっ、あんな人達に関わりたくないし、仕方ないかぁ。」 私は、帰るため 玄関に向かって 足を進めようとしたら、図書室の扉がガラッと開いて、そこから出てきた手に引きずりこまれた。
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