Non Title-氷-

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君の声は 風に消えて 海を照らす太陽はなくなった 孤独という空間に 僕の声が遠くまでこだまする 背中にある 羽根というもの 飛ぶ力はなく 風をうけている 君の名前を呼ぶのに ただ、空(くう)をつかむばかり ずっと ずっと そばにいたもの 僕の心の中に消えてしまって 月が照らす 僕の涙は 深い海に とけていく
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