クリスマスなんか嫌いだ

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クリスマスなんか嫌いだ

「翔太郎…。クリスマスは嫌いかい?」 今日1日、元気がない君を抱き締める。 皆、鳴海探偵事務所で賑やかにクリスマスを味わっている。 だが……この探偵君は何故か僕の部屋で引きこもり。 「嫌い……じゃないけど。」 何か気に触る事があったのか?珍しい。 「「フィリップ君~!!翔太郎なんか放っておきなよ~!!」」 外ではクイーンとエリザベスが僕を呼ぶ。 「……行けよ。呼んでるぞ。」 嗚呼、分かった。 「もしかして、2人でクリスマスを過ごしたかったのかい?翔太郎?」 ……みるみるうちに耳元を真っ赤にして…。 拗ねて顔を上げてくれない。ビンゴかな? 「また後で2人きりのクリスマスをやろう。」 うなじにキスをして。頬にキスを落として。そっと呟く。 「メリークリスマス……翔太郎…。」 end
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