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次の日、美堂の病室に昨日の医者がやってきた。
「気分はどうだい?昨日はグッスリ眠れたかい?」
男の質問に対して美堂が小さく頷く。
「それはよかった。」
微笑みながら医者は横にあった椅子にかけた。
少しの間、無言の時間が流れた。
「先生俺に話があるんですよね?なんの話なんですか?」
美堂がこの無言の重い空気にしびれを切らした。
医者は少しためらいながらも、真剣な顔をして美堂を見ながら話し出した。
「美堂くん落ち着いて聞いてくれ。君が運ばれた時、君のチームの監督さんから連絡があった。その時お願いされて肩の検査もしたんだ。その検査結果なんだが……。」
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